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2022.6.10

連載:仁尾のひと
じっくりと人生に向き合いたくなった日は、 このカフェに遊びにおいで。

父母ヶ浜から自転車で5分ほどの、一年中夕日が見える海沿いのカフェ「カフェドフロ」。17年以上淹れ続けてきたこだわりのコーヒーや、地元のレモンを使ったレモネード、父母ヶ浜の海水で自ら作った塩を使用したアイスクリームなどもあるカフェだ。カフェだけでなく塩づくりや宿も手がける浪越さんは、人生の止まり木のような場所をつくる方だ。

12時間労働、サービス残業、月給13万円の生活でも、
カフェ開業のための修行だったからか、ふしぎと楽しめたんですよね。

人生の中で、「今の自分は、目指したい方向へ歩めているか?」と常に自問自答することを大切にしています。どんな人生を歩みたいか、社会人になるまでは深く考えて生きていませんでした。そんな自分が「仁尾町でカフェを開業したい」と決意をしたのは、社会人一年目の時です。流れに身を任せて東京でサラリーマンをしていたのですが、何のために働いているのか分からなくなり、ワクワクできなかったんです。まずはどんな人生を歩みたいか自分で考えることから始めようと思い立ち、上司に頭を下げ、退社を決意しました。「海辺でカフェをやりたい」と思ったのは丁度その時期です。生まれ故郷の仁尾町の日常を彩りたいと思い、”28歳で仁尾町にカフェを開業しよう”という目標を立てました。底辺でジタバタするのが好きな性格なんですかね。カフェ開業に向けて、必要な経験を身につけられるバイト先を選び、全力で4年間働きました。12時間労働、サービス残業、月給13万円という過酷な生活を送っていましたが、カフェ開業のためだからかふしぎと楽しく頑張れたんですよね。28歳で仁尾町に戻り、色んな方々の協力を得て無事にカフェ開業に至りました。

全力で自分の「やりたい」に素直になることが、
結果「町おこし」に繋がるといいなと思っています。

自分の活動の軸のひとつとして、仁尾町に笑顔が増えたらいいなと思って動いています。仁尾町の「町おこし」に関わりはじめたのは、カフェを開業して7年目の時でした。「町のために」何ができるかを考え、時にはカフェを休業する期間もあったほど全力でのめり込みました。一般社団法人をつくり、町おこし活動の代表も務めました。自分たちの町の素敵な部分に気づくきっかけとなり、たくさんご迷惑をおかけしながらも応援してくださる方々にも出会うことができました。もちろんほろ苦いことも沢山ありました。町おこしの活動はカフェの経営と違い、立場や年齢や価値観も違う色んな考え方をもった方が利害関係者として関わります。自己犠牲の精神で町おこしに取り組むと、「町のために」良かれと思って行動したことが受け入れられなかった時に悲しくなっちゃうんですよね。「自分がやりたいからやる、結果として町おこしに繋がった」という順番が健全なのかもしれないなと今では思っています。結果として仁尾町の人たちの笑顔に繋がりそうだと思ったら年齢や業種問わずに頑張る人の力になりたいと動いています。

100人、1000人に伝えるよりも、
1人の気持ちを動かす場所でありたい。

今年でカフェを始めて17年経ちますが、原点は変わっていません。一杯のコーヒーを飲んで心が安らいだり、席から見える夕日を見て美しいと思ったり、大切な人と語り合う時間を通じて自分の人生を見つめ直したり。忙しい毎日を送っているとつい忘れてしまいがちだけど、無駄だと思われる時間の中に大切なものがあるんじゃないかと思っています。カフェの隣に宿もあるのですが、時間を気にせずによりゆっくりと語り合える場所として、今年は宿だからこそできる体験も考えていきたいと思っています。この場所に来てくださる方と丁寧に向き合い、「カフェのおっちゃんやから全然話聞くし、一緒に手伝うよ〜」と何歳になっても気軽に言える人でありたいです。

編集後記
「28歳にカフェの開業を設定したのは、2年間営業して失敗しても30歳なら肉体労働で借金を返せると思ったからなんだよね」とお話しされていたことが印象に残っている。大人としての責任の取り方を見据えながらも瞬時に飛び込めてしまう性格を兼ね備えていることが、浪越さんの人生を面白くしているのかもしれないと感じた。これからも何度でも「ただいま」と帰ってきたいと思う場所だ。
店舗情報:カフェドフロ https://nami53.wixsite.com/flots/flot
香川県三豊市仁尾町165−1 仁尾 乙 165−1

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