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2022.6.10

連載:仁尾のひと
百年続く、つくり手の想いが詰まった物語がこの浜にあります。

父母ヶ浜の目の前に位置する白い屋根が特徴のお土産屋「百歳書店」。オーナーの今川亜由美さんは、お土産屋の領域を超えた”地域の人の想いを伝える場所”をつくる方だ。

地元の風景が守られていたのは、
想いのある「ひと」が居たからだと気づいたんです。

私は父母ヶ浜のある仁尾町で7人家族の姉として育ちました。実家は仁尾町でスーパーを営んでおり、昔から家族で過ごす温かい時間が大好きでした。就職して実家を出ましたが、どこにいても一生懸命働くのなら家族のために働きたい思い、2015年実家に戻りスーパーの手伝いを始め、それと同時に事業継承した「KAKIGORICAFEひむろ」に関わることになりました。父母ヶ浜を多くの方に知ってほしいという想いで始まったひむろに関わったことで、ちちぶの会の存在を知り、少しでも恩返しができるよう「地域を伝えること」を始めようと思ったのが百歳書店設立のきっかけでした。私の地元には、百年以上続く素敵なものや風景が今も残っています。残っている背景には、想いを持つ「ひと」が必ずいます。地元の大好きなものや風景を未来に向けて繋ぎたい、そのためにも想いを持って活動している地域の人を応援する人を増やしたい。こうした思いもあり百歳書店では「ひと」に焦点を当てて届けたかったんです。

この浜が百年後も続く、幸せの風景をつなぐ場所でありたい。

父母ヶ浜には私が感じてきた人生の「豊かさ」が沢山詰まっています。子供たちが大人になっても父母ヶ浜の周りには笑顔が溢れる風景ができていてほしいと思います。百歳書店は「ひと」にフォーカスして地域を伝える場として活動していますが、今後は「モノ」にフォーカスする場や「食」にフォーカスする場にも挑戦してみたいと思っています。私自身も色んな方々に支えられて生きてきました。支えてくださった方々の想いに少しずつ応えるためにも、色んな形で百年後も続く幸せの風景を事業を通じて繋いでいきたいです。
編集後記
亜由美さんは「違和感」を大切にされている方だなと感じた。「これでいいんだっけ?」と違和感を持ち、走りながら変えていく。心のどこかで引っかかる何かが百歳書店の在り方を作っているのかもしれない。浜に訪れた人たちと地域の人たちの想いの架け橋として、これからも続く風景が楽しみだ。
 店舗情報:百歳書店 https://nio-imagawa.jp/hyakusai-syoten/
香川県三豊市仁尾町仁尾乙268-3

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